ミネラルって何?働きは?何から摂るの?

ミネラルは、からだの機能を維持、調節するのに欠かせない成分です。

3代栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質はたいていおおまかに理解していて、次に体に必要なのは、各種ビタミンとカルシウムだと認識している人が多いように思います。

しかし、5大栄養素は、ビタミン各種までは正解ですが、カルシウムはたくさんあるミネラルの一つでしかないのです。

水と塩と食べ物とミネラル摂取と運動の関係

ミネラルは、必須ミネラルの「ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン」のほかに、「鉄、亜鉛、銅、マンガン、コバルト、セレン、モリブデン、ヨウ素、カリウム、クロム、イオウ」があります。

しかし、カルシウムは食べ物から摂っても運動がともなわないと体に吸収できません。

高齢者は転んで骨を折ることが多いですがその原因は食べ物のカルシウム摂取不足ではなく、運動不足で体にカルシウムが摂りこまれないことなのです。

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ミネラルは硬水、自然海塩、海草、魚介、キノコ、野菜、果物、納豆、雑穀に多く含まれます。

海藻類はミネラルの宝庫で、海藻は健康を維持するために必要なミネラルのほぼすべてが含まれている食材で、キノコ類はミネラルがバランスよく含まれた食材です。

納豆は、「カリウム・亜鉛・カルシウム・鉄」といったミネラルに加え、「食物繊維、ビタミンB2・E・K」などのビタミン群、必須アミノ酸をバランス良く含んだ食材で、完全栄養食といいくらいです。

 

 水には主にミネラルのうち、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。簡単にいうと、カルシウムとマグネシウムが比較的多く含まれる水が硬水。

 

 WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が0~120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」。

日本の水は軟水で硬度は水源によって違うので、全国の水道水は硬度も水質も違けれど軟水ではあるので、日本で水からミネラルを摂るのは難しいです。

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 塩は海水から作られニガリは少ないのを選びたい!

ミネラルは、塩から摂れるけれど、海の塩は体を硬くするニガリが多いのが難点だという説もあるし、専門家でも自然塩なら減塩しなくていいと大胆な説もあります。

塩は大事でも減塩の必要はあると思うし、仕事や住む場所の違いでも差は大きいと思います。寒い地方や暑い地方に味付け濃いめが多いし、温暖な関西は薄味だから。

 

【マクロビ】マクロビソルト(自然海塩)は、素材の甘みを引き出す究極の塩。
奥能登の美しい海水からできた自然海塩です。海は地球の羊水。その海から生まれたミネラルを低温製法で結晶化することでニガリ成分を減少、母体の羊水のミネラルバランスに近づけました。
このマクロビソルトは、塩でありながらすごく甘いんです。だから、炒め物で使うと、思いっきり素材が甘くなります。野菜から引き出された天然の糖質の甘さですね。

 この記述から、海水を低温製法で結晶化する作り方がニガリ成分を減少できるのかな?と思うので、全国のブランド塩の中から選んでみるのもいいかと思います。

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真生塩(グローバルクリーン)の塩はお漬物やあく抜きや茹でる時に使っています。理由はニガリを少なくしていると書いてあるし、高くもないから。

料理の味付けやおにぎりにはもっとおいしい方がいいので、日本の海水でニガリを少なくしている塩を使いたいのですが明記していないのでわかりにくいのです。

しかもかなり高いのでスパゲティやお漬物に使うのは高過ぎますね。

 

伯方の塩は安価な自然塩ですが、 輸入した天日塩を日本の海水で溶かしてゴミや泥を取り除いて原料とし、再結晶させて「伯方の塩」をつくっています。

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まとめると、

塩はニガリを少なくした自然塩を選ぶ。適度に減塩も必要。すべての汚れは海に集まるので魚介類の摂り過ぎに注意、大きな魚ほど汚染されていることを知っておく。

塩のニガリからミネラルを摂ることにこだわらなくもいい、ミネラルの摂れる食べ物を意識しておけばいいとも思えます。

 しかし、日本の水は軟水でミネラルは少ないので、塩は海水で作られた自然塩からミネラルを取るのは自然な気もしますね?

 

カツオと昆布で出汁を摂り、ごはんと具だくさんお味噌汁に納豆のような基本の和食で、果物を食べれば、なかなかいいバランスの食事になると思う。

海苔、梅干し、らっきょう、糠漬けを常備菜にして。

わたしはらっきょうと糠漬けは簡単だから自分で作り、梅干しは好きな梅の種類と塩分の好みで選ぶ。理想の生の梅が近くで買えないから。