美しいひと…身の丈に合って自然なこと…

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田舎で暮らし高齢者と接する機会が多くなって感じるのですが、80過ぎても90過ぎても、見た目の人のきれいさに関しての発言が多いことにびっくりします。

都会で仕事をしていた時の方が、同僚や仕事関係の人たちに対して、あの人かっこいいね?とか、きれいな人ね?とかあまり聞かなかったと思うのですが。

でも、田舎では、家族や親せきが出入りすることが多いので近所の人にも会う機会が多く、とてもよく聞きます。

 

まだ、都会で仕事をしている友人に、この話をすると、『うちの90歳の母もよく言う。』とのこと。

田舎の高齢の人って働いていないことが多いし、政治の話もテレビの話もあまりしないので話題がないのかな?と思ったりします。

 

わたしも、若くないからこそ、清潔感があってこぎれいなことは大事だとは、以前よりも思うようになりましたが。

しかし、これらはキレイの範ちゅうで、美しさは、今までの生き方が表れることで一朝一夕では身に付かないですね。

 

美しさは、究極の美だと思うのです。美しさの前には可愛いもきれいも敵いません。知性、品性、生まれもった資質、心がけ、センス、あらゆることが土台となって醸し出されるものだと思います。


心身の健康も基本ですよね?食べ物、体のトレーニング、着るものやメイクの整え方や正しいスキンケア、どれも大切ですよね。


ほんとうはみんな美しい人になりたいと思っているし、わかっているのに、勘違いして整形やメイクやブランドものに頼ってしまう人も…

キレイな人ではなく、美しい人に目標を置くと、行動も変わってくると思いませんか?


テレビで整形美人に対して、中尾彬さんが、『きれいだよ、しかし美しくはないよ。』とおっしゃっていて、さすが!と思ったのでした。


整形美人って余韻というか、雰囲気がありません。簡単にいうと、人が作ったマネキンに見えるのです。

和顔のまま金髪に染めているのも美しさはありません。メイクも作り過ぎは美しくは見えません。

 

舞台メイクとしてのおもしろさや魅力はあります。でも一般人の生活の中ではきれいでもないし、美しくもないと思います。


皇室の方はいつの時代もナチュラルメイクです。真っ赤な口紅やアイメイクしっかりなどはありませんよね?

流行最前線のファッションもありません。流行とは流行遅れになるもの、上品とは野暮ったいもの、ともいいます。

自分の生活ではどのあたりがちょうどいいか?を正しくとらえるのがいいのでしょう。


舞台ならともかくリアルな生活環境で、不自然は美しさとは無縁だと思いませんか?

 


髪やスキンケアに関しても、いろいろ試しなんと間違ったことをわざわざお金をかけてしていたのか?ということもしばしば。


今の時代はたくさんの真実が見えて、美や価値の多様性も認められ、とても便利な時代でもあると思うのです。

感情はすぐ表れるので遅いと思わずにこれからもしっかり自覚して暮らしたいと思うこの頃です。