シャンプーの界面活性剤の成分がシャンプーの質を決める!
シャンプーの質を決める界面活性剤の見分け方
髪や頭皮にダメージの少ないシャンプーを見分けるために成分表示を見て判断するのですが、重要なのは、「界面活性剤」にどんな成分が使われているかです。
界面活性剤とは洗浄成分で、水の次に表示されているものが一番多く含まれている成分なのでこれがもっとも重要です。
この洗浄成分も1種類ではなく数種使われているのですが、順番が大事です。ココを間違えないでくださいね。
洗浄力が強いとか弱いとかいってもたいていはちゃんと洗えますからダメージが少ないのがいいと思いませんか?
お相撲さんなどは強いものでないとダメでしょうが、女性ならたいていどのシャンプーでも十分洗えると思います。
男性で整髪料をたくさん使う人は洗浄力の強さも必要でしょうが、今の時代、あまり使わない人も多いと思いますから。
ここでは商品の多い、界面活性剤を7種類ご紹介していますが、最も多いのが、高級アルコール系です。次に多いのが石鹸系とアミノ酸系です。ここでは、この3種類+4種類ご紹介しています。
高級アルコール系(つまり石油系)
合成界面活性剤です。つまり一番頭皮に悪い洗浄剤です。
高級アルコール系の成分は洗浄力が非常に強く、髪や頭皮にダメージを与え、必要以上に皮脂を取り除いてしまうので乾燥の原因にもなります。
ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなどの表示があるものは避けた方が良いでしょう。
たいてい商品をチェックすると混ざっているんですね?だから水の次に表示されているのが、高級アルコール系の成分だったら、このシャンプーは高級アルコール系と見るしかないですね?
カット料金の高い美容室も、この高級アルコール系シャンプーが使われていることが多いのでは?と思います。わたしが美容室で買ったシャンプーをチェックしたのはみんな高級アルコール系でした。高級アルコール系も価格の幅がありますね。
高級アルコール系シャンプーの洗浄成分の主なもの。
- ラウリル硫酸Na
- ラウリル硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸TEA
- ラウレス硫酸Na
- ラウレス-2硫酸アンモニウム
- ラウレス硫酸TEA
石鹸系シャンプー
洗浄力が高く、環境にも優しいのですが、アルカリ性のため頭皮への刺激があり、水道水に含まれるカルシウムイオンと結合すると石鹸カスが生成され、硬い質感になるのでゆすぎはしっかりとしましょう。
石鹸はアルカリなので酸性のリンスが必要です。(クエン酸でも可)
なお、固形石鹸より液体石鹸の方が洗いやすいです。
石鹸系 シャンプーの洗浄成分の主なもの。
- 脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)固形
- 脂肪酸カリウム(カリ石鹸)液体
- ラウリン酸Na
- オレイン酸Na
- ステアリン酸Na
- ラウレス-3酢酸Na(酸性系石鹸)
この成分を見てもわからいことは多く、石鹸シャンプーで検索して探し、よさそうなモノを見つけて成分を見、一個づつ調べて納得したら買い、使って見るしかないです。
アミノ酸系シャンプー
低刺激で、洗浄力や泡立ちはあまり良くないと言われますが、女性で毎日シャンプーする場合は感じません。あまり泡立たない場合は2度洗いすれば十分泡立つと私は感じます。アミノ酸系は種類が多いです。
アミノ酸系シャンプーの主な洗浄成分
グルタミン酸
- ココイルグルタミン酸Na
- ステアロイルグルタミン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- ラウロイルグルタミン酸Na
アラニン系
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルメチルアラニンNa
グリシン系
- ラウロイルサルコシンNa
- ココイルサルコシンNa
タウリン系
- ラウロイルメチルタウリンNa
- ココイルメチルタウリンNa
蛋白質由来系(PPT)
- ココイル加水分解コラーゲンNa
- ラウロイル加水分解シルクNa
両性界面活性剤
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルペタイン
- ラウリルベタイン
- ココアンホ酢酸Na
- ラウロアンホ酢酸Na
※ここまででご紹介した、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系が市場にもっとも多いシャンプーの代表の3種類でした。
スルホコハク酸系
- スルホコハクラウレス2Na
- スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na
わたしのまとめ
わたしは、いままで長く使っていたのは高級アルコール系でした。パンテーン、ウエラ、椿シャンプー、ごまシャンプー、など。
ファンケルも長く使いました。たぶんアミノ酸系だと思います。今使っているのは、ユアンスカルプシャンプー。これはスルホコハク酸系でアミノ酸系の範囲でしょう。
20代.30代は、高級アルコール系でしたが、安いものは使わないという基準でした。40代からはファンケルだったのでアミノ酸系、50代からはアミノ酸系から石鹸系も知り試しました。しかし、洗い上がりがいまいちでその後、ユアンスカルプシャンプーになっていました。リンスはしていません。
シャンプーを正しく理解するのは消費者には無理!
専門家の見解もわかれるのでどれが正しいのかわからないのです。わけのわからない成分名は少し違うだけでそれは違うのか同じようなモノなのかは素人にはわかりません。
だから水の次に表示されているのが最も多い界面活性剤の成分なのでそれを中心に上位3つ程調べば、何系かは分りますから、それで判断し、あとは使ってみるしかないと思いました。
頭皮の皮脂をとり過ぎた感じ、髪そのもがパサパサする感じ、かゆみやかぶれが起こる、などはすぐわかるのですが、確かにダメージを受けていても自覚できないこともあるので、ものすごく悪いの以外はわかりません。
髪につやがあるかどうかは見せかけだけの場合もあるのでこれも何とも言えません。
いろいろ調べても専門家の見解もわかれているので自分で決めるしかないです。
アミノ酸系がダメージが少ないという専門家が多いです。
アミノ酸系、石鹸系は賛否両論ありました。そのどれもよく読みました。わたし個人の見解では石鹸系がいちばん頭皮へのダメージは少ないのでは?という結論になりました。
しかし高級アルコール系をすすめている専門家はいなかったのでこれだけは外すべきかと思います。
髪も頭皮も大事ですが、頭皮が先、次が髪だと思うのです。髪は石鹸シャンプーの洗い方に慣れてリンスを使えば解決できる気がするのです。
頭皮がダメージを受けると健康に影響がありますが、髪は見た目が大きいですから。カットのうまさに頼り、髪質はケアを研究しつつ食べ物に注意しながら様子を見たいと思います。
自分で経験して思うことは、髪にはタンパク質や良いオイルが必要な気がします。海草の効果は自分ではわかりませんでした。
シャンプーに関しての余談
女優の南野陽子さんが、体の中で頭皮がいちばん弱いと思うので、洗顔も体も全部シャンプーでしていると言っていました。当人はお肌とてもきれいだそうです。
これが正しいのか?わたしは疑問です。南野さんはお肌が強いのできれいで、きれいの理由がシャンプーのせいとはかぎりませんから。でもどんなシャンプーかは知りたいです。
つまり、南野陽子さんはお肌に刺激の少ないものが頭皮にも顔にも体にもいいと考えているわけですね?この考え方は正しいと思いますが、だからシャンプーというのは、違うと思うし、頭皮より顔の肌の方が私は弱いと思っています。
シニアモデルのグレーの髪がとても美しい人がいて、シャンプーを聞いたら卵の白身を泡立て洗顔し、気味でリンスをする、そうで私も真似て見ました。
ちゃんと洗えた感じでした。髪の長さは顎くらいのストレート。ですが2週間くらいすると、浴室が生臭くなったのでやめました。
卵は自然のアミノ酸系シャンプーになっているのかも?ですね。
ここから学べることは頭皮や髪の洗浄はそんなに強い洗浄力はなくても汚れは落ちるということではないでしょうか?
全身シャンプーのシンプリッチ
普通に洗えました。でも特に好き!とか、いい!とかもなくやめましたが、成分のことは調べていないです。しかし、良い成分の全身シャンプーがあれば使いたいと思います。
天然ならいいとは言えない!
自分に合わないとカブレたりします。うるしにかぶれる人もカブレない人もいるように。
わたしの今の思い
これがおすすめ!とはいえません。よくわからないです。ですが、高級アルコール系はやめた方がいいと思います。
わたしは石鹸系で良い物、合うものを探します。