よい石鹸とは?無添加ならいいわけではない!

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洗うものは石鹸系がダメージが少ない、と思うけれど

シャンプーは石鹸系にしようと決めましたが、石鹸についてもう少しはっきり知りたくなってきました。

 

頭皮、髪、顔、体を洗浄するものとしては、石鹸系がいちばんダメージが少なそうと思ったのですが、石鹸なら何でもいいわけでもないし、お値段も100円から5,000円くらいまでありました。

無添加石鹸ならいいわけでもなく、無添加石鹸はよい成分でできているわけでもないのです。なので、石鹸の質もちゃんと成分を調べて選べる知識が必要!です。

 

 石鹸により成分の表記を見ても、全部化学名の表記もあれば、石鹸素地と書いてあるだけのもあるのです。

石鹸素地の成分が決まっているのならそれでもいいと思うのですが、石鹸素地にはいろいろあるし、その違いは肌への影響も違うので不親切だと思います。

 

また高価な手作り石鹸で成分は一部は表記、あとは企業秘密というのもありました。秘密にしている部分は、効果のための成分だと思うので困りませんが。

感覚的には固形石鹸が好きですが、太陽に当たると長期的には、苛性ソーダの影響で色黒肌になるとのことで、洗顔は液体石鹸がいいと思いますが、体は太陽に当たらないのでよい石鹸があれば固形でもよいかと思います。

または、液体のボディシャンプーがいいですね。

 

石鹸とは?

  • 石鹸とは一般に汚れ落としの洗浄剤を指す。
  • より化学的には高級脂肪酸の塩の総称である。
  • 工業的に動植物の油脂から製造される。

純石鹸(じゅんせっけん)と呼ぶ場合は、 脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸を指すが、多くは炭酸塩や香料などの添加物を含む。

 

石ケン素地」の原料は、牛脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、オリーブ油、ココナッツ油など、動物や植物から採れる油脂を用います 。

油脂の種類によって出来上がる石けんの性質が異なるのです。ココナッツ油はよいといわれます。

また、これら油脂を水酸化ナトリウムとケン化反応させ、得られる、脂肪酸も「石ケン素地」の原料として用いられます。

 

牛脂使用の石鹸

無添加石鹸でも、牛脂を主原料にしている石鹸は多いです。

牛脂はぬるま湯でしか溶けず、50回くらいゆすがないと落ちないので、ぬるま湯によるシワの最大原因になる。

ゆすぎが足りないと牛脂が肌に残るし、牛脂の融点は45度なので牛脂を皮膚につけた場合「融けないまま」ということは、毛穴にふたをした状態になるので、皮膚から自然に分泌されるはずの皮脂が表に出られない。

皮脂は自然のクリームでもあるから、出られないと、結局乾燥肌を招くこととなり、老化を早める。

 

表記に牛脂とある場合もあるし、牛脂 の 脂肪酸の主成分のパルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、などでの表記もある。

 

苛性ソーダという海の塩より作る成分を使用しているため肌に残るナトリウムイオンによって紫外線を吸収しやすくなり、肌黒の原因になる。

牛の体温は約42度のため牛の体内にある脂も42度で溶けている状態です。常温で42度より低いと固くなっていきます。これが石鹸がぬるま湯でないと溶けずよく泡が立たない理由。

 

牛脂使用の固形石鹸は、無添加、無香料、無着色、純天然石鹸、肌にやさしくと表現されていても、 石鹸の基本原料の牛脂と苛性ソーダの性質は変わりませんから、シワ、日焼け、肌黒の原因になる事は同じです。

固形石鹸は、基本原料の牛脂を使わず他の植物油脂を使用していても苛性ソーダなしには石鹸やパウダー石鹸はできませんので、 日焼け肌黒の原因になることは変わりません。

まとめ

牛脂使用石鹸はシワ、タルミの原因になるし毛穴に残るし、固形石鹸は色黒肌になる。

石鹸は、この二つに大別される

ナトリウム石鹸(固形石鹸)

最も多い石鹸

カリウム石鹸(ジェル状または液体)

石鹸シャンプー、ボディシャンプー、洗顔用石鹸など。

固形の石鹸製法

手間暇かかる枠練りと、大量生産できる機械練りがある。

枠練りの方が添加物が少ない。

 石鹸の原料は

  • 石鹸素地(動植物の油脂)(これが界面活性剤)
  • 苛性ソーダまたは苛性カリのどちらか
  • 防腐剤、香料、効果をもたらす成分

などでできている。

石鹸の界面活性剤(洗浄成分)は、

動植物油脂にアルカリ成分を反応させて鹸化させたもので、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムとなる。

 脂肪酸ナトリウムは、

ラウリン酸はヤシ油に多く含まれ、オレイン酸はオリーブ油に多く含まれる。他には、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、リノレン酸 

 

「石けん素地」「純石けん分」「脂肪酸ナトリウム」は洗浄成分の名前。どれも同じもので、油脂に苛性ソーダを混ぜて作る界面活性剤を意味します。

脂肪酸カリウムは、

水酸化カリウム、カリ石鹸素地など。

純石鹸とはこの2種類の表記がほとんど。

  • 成分:石けん素地(あるいは純石けん分、脂肪酸ナトリウム)
  • 成分:石けん素地、水分、グリセリン

※純石鹸だということはわかりますが、石鹸素地の成分が何か?も知りたいですよね?

まとめ

  • 石鹸は良い油脂、液体(苛性カリ使用)、純石鹸、無添加が理想と思う。
  • 固形石鹸を使うなら、枠練りの方がいい。
  • よい石鹸でもダメージは0ではないので少ないほうがいい。
  • 合成石鹸もあるので、石鹸という名称だけで判断できない。

 

要するに石鹸とは、動植物の油脂を苛性ソーダか苛性カリで化学反応を起こし固形石鹸か液体石鹸にしたものです。

ということは過去に家庭の廃油で手作り石鹸が流行りましたが意味がないですね?天ぷら油の廃油なんていい油じゃないでしょう?

作るならココナッツ油に苛性カリで液体石鹸をつくるとか?でもわたしは買います。

 

石鹸は使う回数も少なく量も必要最低限がいいのです。わたしは、一日一回お風呂で洗顔する時だけです。朝はぬるま湯だけ。

 

よさそうな石鹸を見つけたら、表記の成分を一個づつチェックし、わからない成分名は検索し調べそれでもわからないことはメーカーに問い合わせるのがいいと思います。

牛脂は肌にやさしいというメーカーもあるので鵜呑みにはできません。最後は自分で信じられる方を選び使ってみるしかないですね。

しつこいようですが、牛脂の石鹸はダメです。

宇津木式の考え方

湯シャンをすすめています。でもなかなできないですよね?

排気ガスもなく太古のようにきれいな空気の時代なら湯シャンでもいいでしょうが、現代人には難しいですよね?

住む地域にもよりますね?

よい石鹸シャンプーを探し、毎日洗髪はやめ、1日置きにし、使う料も少なくすることから始めてみましょう。