主食のごはんに理想的な穀類は?
お米が小麦よりもいい理由。
日本人にはお米が主食として一番です。
穀物を主食にしてきた歴史から西洋人に比べ、腸が長いのです。いわば穀物を主食にするのに向いた体になっているのです。
今日は穀物の中でもお米がいい理由を検証していきます。
お米が主食にいい理由は?
- 必須アミノ酸のバランスがよく含有量も多い。
- カロリーが過多になりにくい。
- 噛みごたえと腹持ちがいい。
- アレルギーになりにくい。
上記の必須アミノ酸バランスと量、アレルギーになりにくいことは特にお米の利点です。カロリー過多になりにくいことや噛み応えは、ごはん全般の利点です。
ごはんがカロリー過多になりにくい理由は、味付けなしで炊けるので他のカロリーが加わらないからです。パンは味付けが要ります。
ごはんは腹もちがいいのでたくさん食べ過ぎないです。
パンだとお腹に食べたという感覚になる量を食べるとカロリー過多になるし、よけいな添加物や塩、砂糖、脂質をとり込みます。
やわらかい食べ物よりも少し固めの食べ物の方が健康になります。
噛むことの健康効果は、歯も強くするし、脳への影響も大きく心身に関連があるのです。
現代人はやわらかい物を好みすぎ、固い物を食べないので若い人にアゴが未発達で三角顎が増えているのです。
主食には、玄米と白米、どっちがいい?
玄米の方が栄養価は高いです。体を冷やすのも白米の方が冷えます。
冷やさない穀物の順は、玄米、もち米、ライ麦、蕎麦>白米>小麦の順です。
玄米と白米、体を温めるのはどっち?
玄米の方が体を温めます。しかし、消化しにくいので胃腸の弱い人や体温が高いので子供には向かないと言われています。
また、玄米はミネラルを多く含むのですが、体のミネラルを排出してしまう要素も持っています。
玄米で摂り込んだミネラルだけ排出するのならいいのですが、体の持っているすべてのミネラルを排出するのです。
だから、病気の治療で一時的に玄米で毒素を排出する目的にはいいのですが、毒素を排出し終わり病気がよくなったら玄米食は止めた方がいいのです。
尚、玄米の胚芽にある毒は、きちんと浸水させて炊くことで問題はないとのこと。
白米を主食にする場合、冷えや栄養素を補えばいい。
できれば、一物全体食がいいのは基本ですが例外もあるのが玄米でしょうか?
もちごめやライムギは陽、米は中庸、小麦は陰の食べものといわれます。
白米はもともと持っている要素よりも冷やすので、陽性の雑穀を加えて炊くのも一つの方法だと思います。
食べ物はすべて陽性がいいのではなく、陽、中庸、陰をバランスよく食べるのがいいのですから。
黒米は精米すると紫米になり色が少し薄くなります。
黒米は玄米のままで白米といっしょに炊くこともできて便利です。お米一号に大さじ1で十分なので玄米のままでわたしは使います。
白米に混ぜるといい、陽性の穀物は、そば・ひえ・あわ・きび・黒米など。
雑穀はアクがが多いので2時間くらい水に浸して炊くのが理想的。
冷え性にもこれらの雑穀を加えて炊くのはいいですよ。
お米の精米加減は8分から9分搗きがいい!
玄米は避けるとして、では、胚芽米、分搗き米、どの程度の精米度がいい?
胚芽米も分搗き米もミネラルを排出し、短命につながるのは同じとの見解を信じるとして、白米にしてしまうのも少し疑問が残るのです。
私の見解は、白米でも8分搗きは見た目には白米に近いけれど少し違うので、こちらを選びます。
何分搗きかは精米機によってかなり違うので、白米よりは少し残っている感じのところから買うか、自分で家庭精米機で精米するかですね。
色でいうと、ホワイトではなく、オフホワイト、または少し生成りという感じです。食べても完全白米より味が少しだけですが濃くておいしいです。
お店で8分搗きといって買うと白米に近いこともあれば、かなり黒いこともあって差が大きいのです。
白米の冷やすを、副食で補う方法もある!
発酵食品で冷えを補う。
- みそ汁は発酵食品なので体を温めますし、白米の足りない栄養素を補います。
- 納豆であたためる。大豆も豆乳も体を冷やすのですが、発酵食品になった納豆は温めるのです。
- 白い大根も冷やすのですが、お漬物のタクアンにすると水分が抜け、塩も加わることで温まるといわれます。
結論は、人それぞれの好みに応じて使い分けがいいと思います。好きでなければ続きません。
わたしは、基本は8分搗き程度で見た目は白米に近いもの。これに雑穀を加える時、お米だけの時、玄米もたまに食べる、などいろいろです。
ごはん、味噌汁、お漬物という、日本の定番献立が理想的なのです!
いろいろ試してあなたがおいしくて体にもいい方法を見つけてくださいね。